【大阪市淀川区】芸術の秋、十三の異空間『第七藝術劇場』は、本物のアート作品と出会えるミニシアター♪9月は、中村哲医師を描くドキュメンタリー「荒野に希望の灯をともす」など、上映中!
猛暑も過ぎ、少し過ごしやすくなってきましたね。芸術の秋、いつもと違うちょっとアートな時間を過ごしたくなります。十三の繁華街に創業二十年の本格ミニシアター『第七藝術劇場』が、あることをご存じですか。地元歴の長い私も最近知る機会を得て、実際に訪れてみました。
『第七藝術劇場』の場所は、阪急電車十三駅西口から歩いて約3分の十三サカエマチ商店街です。角に牛丼の吉野家さんのお店があります。左に曲がると、広い道幅の飲食街の向こうに、ボーリングのピンが屋上にあるサンポードシティのビルが見えます。
サンポードシティビルの入り口から中に入ります。まさかここに、ミニシアターがあるとは気づかない年季の入った派手な建物です。
入口正面の柱に貼られた劇場の上映時間表。6階の『第七藝術劇場』と系列の5階の『シアターセブン』のものです。奥の天井には、昭和を思わせるステンドグラスが!独特のレトロな雰囲気に驚かされます。
一階エレベーター横に、上映作品のチラシが掲示されています。ビルには、カラオケやフィットネススタジオ、ボウリング場の他、ライブハウスも入っています。
エレベーターで6階に降りた途端、強烈なインパクトの鉄の扉が目に入ります。ビスが打たれた本物の鉄鋼製。『第七藝術劇場』のロゴも、レトロアートそのもの。
扉の横の壁。思わず券売窓口かなと思ってしまいますが、上映時間や作品のチラシのディスプレイのためのスペースでした。
扉の内側には、異空間のような静かな廊下がありました。劇場関係者の方のお話では、少しリニューアルなどで手を入れられていますが、20年前のオープンの雰囲気を残しておられるとの事です。上映作品や映画芸術関係の資料が、ライブラリーのように展示されていました。
こちらは映画チラシです。
『第七藝術劇場』では、一日で色々な作品を上映されているとのこと。9月は中村哲医師の『荒野に希望の灯をともす』が、多く上映されています。『第七藝術劇場』のインスタグラムにも取り上げられています。『第七藝術劇場』のホームページに、作品の詳細が載っています。以前テレビのドキュメンタリー番組でも取り上げられ、ご存じの方も多い医師の中村哲さんは2019年に、アフガニスタンで、水路普及活動中に、テロにより亡くなりました。映画にはより詳細に活動や、中村医師の行動の原点が描かれているとの事です。パンフレットや関連図書も置かれていました。
券売の窓口です。一般料金は1800円とロードショー劇場とほぼ同様ですが、「ナナゲイシネマクラブ会員」になると、1000円になります。レギュラー会員の年会費は3000円、試写会の無料チケットのプレゼントなどの特典もあるそうです。5階の「シアターセブン」と、共通で利用できます。
こちらは、オンラインでチケット予約された方用の受付機。感染対策も考えられています。
『第七藝術劇場』では、主に社会性のある作品、5階の『シアターセブン』では、インディーズ系の新作や話題作の他、隠れた名作の上映をされているようです。スケジュールの都合により、各会場で交互上映などもあるようでした。
帰りのエレベーターで、5階から主婦のグループが乗ってこられました。上映作品を見ると『戦争と女の顔』というアカデミー賞を以前受賞した名作でした。上映作品は、本当にさまざまなようです。
「20年もやっていますが、意外とご存じない方が多いので、もっとたくさんの皆さんに知ってもらいたいのですが」と、『第七藝術劇場』の方はおっしゃっていました。
十三に、こんな尖ったアートな異空間があることに、本当に驚いてしまいました。
映画の他にも、活動弁士さんのイベントなどユニークな企画も色々実施されています。イベントや上映作品などを、是非、チェックしてみて、お好みの作品を鑑賞しに『第七藝術劇場』へお出かけになってはいかがでしょうか。
『第七藝術劇場』の場所はこちらです↓
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