【西淀川区】新元号「令和」の出典は万葉集! 西淀川区内にある万葉歌碑のある神社を巡ってみました!
平成も残り1か月を切り、新元号が発表された2019年(平成31年)4月1日。
新元号の「令和」は万葉集からの出典だそうですね。
そこで、西淀川区内にある万葉集に関わりのある万葉歌碑を巡ってみました!
『姫嶋神社』 別名「やりなおし神社」とも言われています。
「決断を下し、行動を起こす。 やりなおし神社」と姫嶋神社のHPでも紹介されています。
その由緒は・・・。
ご祭神である阿迦留姫命(あかるひめのみこと)が新羅の王子と結婚し仕えたが、高慢な夫の態度に耐えきれず、逃げ帰って移り住んだ土地であると言われている。
新たな土地で再起し、機織りや裁縫、楽器などを土地の女性たちに伝え、親しまれたことから「決断と行動の神様」として信仰されてきたそうです。
『姫嶋神社』では、阿迦留姫命が姫島の地にたどり着いたのは良い風に恵まれたからであるとし、風も大切にされています。
古来、日本では「風が想いを運ぶ」とされ尊重されてきたそうです。
実際、風を見ることはできないので、こちらの神社では「献風台」が設置されており、風車を供えるところが用意されています。
『姫嶋神社』では、風が吹くときれいな音がする帆立貝の絵馬が印象的ですね。
阿迦留姫命がいい風を受けてこの地で再出発されたように、皆さまにこれからの起こることが「順風満帆」に進みますように。
という願いが込められています。
で、肝心の万葉歌碑ですが・・・。
姫嶋神社の境内の中でも奥の方にありました。
西暦711年(和銅4年)に作られた君が代のモデルとも言われているそうです。
万葉集の巻二に収録されている悲しい恋を連想させる歌だそうです。
大和田『住吉神社』
西淀川区内に多数ある住吉神社のうちの一つですね。
付近の漁民や舟行安全の守り神として信仰されているこちらの神社・・・。
2018年(平成30年)9月の台風の被害が大きかったようです。
こちらの写真は手水舎ですが、屋根はブルーシートで覆われていました。
拝殿もただいま修復中のようです。。。。
4体並んだ狛犬と3~4分ほど花開いた桜の木が無事なのが幸いですね。
他にもところどころブルーシートに覆われているところがあったので、「万葉歌碑は?」と心配しましたが・・・。
入ってすぐ右側にしっかりと置かれてました。
こちらは無事だったようです。
その隣には「判官松之跡」の碑もありました。
こちらの「万葉歌碑」と「判官松之跡」の由来が隣に出ていたので、ご紹介。
前半は「判官松」についての由来です。
この地は平家物語の時代から、台風にご縁があったようですね。
当時は台風の襲来から一時退避するためにこの地に陣を張られたようです。
後半は「万葉歌碑」に関する記述がありました。
古から伝わる歌や歌碑。
諸説存在する方が現実味があり、夢と浪漫があっていいですね。
最後は「4月5日の桜」です。
こちらは大和田『住吉神社』隣の「大和田北公園」の西側の桜です。
東側の桜は、4分咲きといった感じでしたが、西側の桜は満開でした。
日当たりの良さや個体差で、開花状況に差ができるようですね。
今週末を逃しても、まだ間に合うところもあるかもしれません!
万葉歌碑をめぐって『姫嶋神社』や大和田『住吉神社』
桜の花を見に、「大和田北公園」
それぞれ興味を持たれた方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
【けとし】